本屋さんでカバーが可愛くて目にとまり、面白そう!と思い購入した本、『自分で「始めた」女たち』を読み終えました。
ほぼジャケ買いでしたが、買ってよかった!
一日2、3ページというような感じで数ヶ月をかけてゆっくり読み進めていったのですが、海外の雑誌を見ているような素敵な写真と、掲載されている112人の多種多様な女性たちの実体験に基づいた物事の捉え方にたくさんの感銘を受けました。
『自分で「始めた」女たち』
「好き」を仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション
アメリカでは30万部を記録!数多くのメディアがこぞって絶賛したニューヨークタイムズベストセラー、ついに日本上陸!
著者:グレース・ボニー 本体2,000円+税 海と月社
著者グレース・ボニーも自分で「始めた」ひとり
雑誌編集者を経て、2004年にクリエイター向けのウェブサイトDesign*Spongeを開設。現在では、日に150万人以上もの読者が訪れる。
また、クリエイター向けの無料ビジネスコラムを執筆、週刊ラジオ番組のホストも務める。
新進気鋭のデザイナーのための奨学金も運営中。
初めての著書『世界の楽しいインテリア』(エクスナレッジ)は全米ベストセラーになった。パートナーの女性、3匹のペットとともに、ニューヨークのハドソンバレー在住。海と月社
112人の女性たちの多種多様な職業
料理研究家、シェフ、デザイナー、作家、ミュージシャン、イラストレーター、モデル、ブロガー、家具職人、スタイリスト、キュレーター、コメディアン、TV司会者、俳優、陶芸家、実業家、インテリアデザイナー、アーティスト、陶芸家、グラフィックデザイナー、彫刻家、クリエイティブディレクター、活動家、シンガーソングライター、編集者、フードエディター、フォトグラファー、プロダクトデザイナー、クラフト作家、ライター、美容家、ウェブ番組司会者、レストラン経営者、ランジェリーデザイナー、造本家、空間コーディネーター。
などなど!!
割合的にはアーティストやデザイナーが多かったのだけど、私が今まで知らなかった職業もあり知らない世界を知ることができました。
それぞれの仕事場や作品の写真も掲載されているので写真を見ているだけでも楽しい。
インタビューの内容が濃い!
「あなたにとっての成功とは?」「起業で払った最大の犠牲は?」
「自信をなくしたり逆境に陥った時の立ち直り法は?」「ミスから学んで成功につながったことはある?」
「はたからは分からない、フリーランスの苦労は何?」「子供の頃の夢は?」
「仕事場のお気に入りポイントは?」「駆け出しの頃役だったアドバイスは?」
など、結構深い質問が盛り沢山。
ただ単に,
職業やその人の好きなものをインタビューして紹介しているのではなく、112人それぞれの人生を見ているような感覚。
それぞれの職業ならではの苦労や楽しさ、失敗から学んだこと、大事にしていること、経験しなければ出てこないであろう言葉や発想の数々に、ページをめくるたびに刺激がいっぱい。
夢とか理想とかそういうものではなくて、あくまでも現実的なインタビューで構成されています。
視野を広げてくれる一冊
この本に掲載されているそれぞれの女性たちの言葉の一つ一つが、いかに自分の人生に真剣に生きているのかということがものすごく伝わってきて、人生の哲学本のように私は思えました。
正義感や責任感は強いけど、みんなユーモアは忘れていない。
ユーモアって、大事だね。
私も最近、自分で始めた人たち、真剣に生きている人たちと関わることや出会いが多くて、それぞれの捉え方や発想に日々刺激を受けてこれまでの自分の視野がどれだけ狭かったかを知り、たくさんのことを学べる機会が増えてきていて、仲間とかチームという、私にとってこれまでは全然なかったものもここ1年で築けました。
年齢、職種、国籍、趣味、多様性に富んだいろんな人の人生を知って行くことで、物事の捉え方や思考、発想、価値観がアップデートされて、選択の幅も無限大に広がっていきます。
112人それぞれみんな素敵で、写真も素敵で、彼女たちと一緒に暮らしているペットたちも本当に可愛い。
みなさまも是非、手に取って読んで見てください。