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【Hulu】映画『セッション』狂気と昇天、音楽って不思議。

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久々に音楽をテーマにした映画を観ました。
最近Huluで配信が始まった映画『セッション』。
超簡単に言うと、プロドラマーを目指す主人公とブチ切れまくりな鬼教師のお話です。
映画『セッション』は、ハラスメント満載の映画なので、好き嫌いがはっきりと分かれそうな映画だと思いました。
感覚の違いは人それぞれですが、この映画に関しては観ている間に不快を通り越してしまうほど感動しました。
夢への挫折、希望と裏切り、じわじわと目頭が熱くなって観入ってしまう素敵な映画でした。特にラストシーンがすごい。
ぐわーっときます。

映画『セッション』

あらすじ

2015年度アカデミー賞®3冠を獲得!! 名門音大に入学したドラマーと伝説の鬼教師の狂気のレッスンの果ての衝撃のセッションとはー!? 名門音楽大学に入学したニーマン (マイルズ・テラー) はフレッチャー (J・K・シモンズ) のバンドにスカウトされる。ここで成功すれば偉大な音楽家になるという野心は叶ったも同然。だが、待ち受けていたのは、天才を生み出すことに取りつかれたフレッチャーの常人には理解できない〈完璧〉を求める狂気のレッスンだった。
セッション

キャスト

「セッション」は、ほぼメインの二人だけで進んでいきます。主人公の父親や彼女、親戚、バンドのメンバーもたくさんいるけれどもちらっとちょこっと。

アンドリュー・ニーマン(マイルズ・テラー)


名門音大に入学したドラマー。
最初はなよなよっとした頼りなさげな印象の彼ですが、話が進んでいくにつれて頑固さや強さが出てきます。

テレンス・フレッチャー(J・K・シモンズ)


常にブチ切れていたハラスメント鬼教師。
すーっごいでしょこの顔!!
映画「スパーダーマン」で編集長役をしている人と同じ人だとは思えないほどこのフレッチャー先生は強烈です。
ニコニコしたり、優しい言葉を発するシーンもあるのだけれどそれすら恐怖で威圧的。

予告


『セッション』本予告
公式サイトはこちら

見どころと感想

一番の見どころは、J・K・シモンズのブチ切れ具合と顔がすごいという部分。それを観るためにこの映画を観るのもありです。ハラスメント満載なので不快に感じる人もたくさんいると思うし、映画の中であった発言の数々を実際に自分が言われたら何もできなくなって人生潰されるんじゃないかなと思うほど強烈です。
二つ目の見どころは、ラストのニーマンのドラム。この映画をまだ観たことのない人は、鬼教師のブチ切れとラストの演奏シーンだけでもぜひ観てみてほしいです。本当に感動しました。
これってジャズなのかな?という感じもありましたが、音楽ってすごいんだなぁと改めて思ったラストシーン。
音楽がすごいのか、映画がすごいのか、ドラマーがすごいのか、天才を育てたい鬼がすごいのか、私は音楽にも楽器にも詳しくないのでよくわからないです。でも好きなことがあって、プロになりたいという気持ちよりも純粋に好きな事をしていたいという気持ちで楽しめる事があるって素晴らしいなと思いました。
すごく好きでも、やりたいたい事があっても自分だけではどうにもならない事も実際たくさんあるけど、好きな事に対して夢中になって続けていて楽しくでできればそれって幸せですよね。
偉大な音楽家になるという夢を叶えるために自分の中で大切なはずのものや人を犠牲にしていく姿や、顕になる主人公の感情がとても切なくて苦しくなりました。
自分も頑張らないと!と、映画やドラマを観たりするとその感情が原動力になります。
映画『セッション』、まだ観たことのない方はぜひ観てみてください!!

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